前回の記事のまとめ。
・心は、頭や胸など、どこかに限定してあるわけではない。
・心は、人の根幹を成している。言うなれば、心は、人の本質。
ということでした。
もう少し考えを深めてみましょう。
中村天風の『運命を拓く』という本はご存じでしょうか?
多くの人々に強い影響を与え続けている名著です。
この本は、
「宇宙を創造した究極の根源的エネルギーが、人間の元となっている」
ということを教えてくれます。
私は治療を通して、そのことを実感できました。
患者さんの心に染み込んでいる苦しみや悲しみを解消していくと、光り輝くものが出てくるのです。
それは、
母親のような慈愛だったり、
陽だまりのような温かさだったり、
強く明るい光であったり、
新しい人生を歩みだす、生き生きとした力強さであったりと、様々です。
心の余計なゴミをかき分けていくと、日の出のように現れるそれらは、とても素晴らしいものです。
私はいつも深く感動します。
「人は、一番の奥にとてつもなく素晴らしいものがある。
それが表に出てくる手伝いをするのが、治療家の本分」
という大切なことに気づくことができました。
こうした施術をさせてもらってきた私からすると、「心の問題はすべて解決できる」と強く確信しています。
「心の病は、なかなか治らないよ」
なんて言う人はいると思いますが、私はそうは思いません。
・心は、人の根幹。
・心に染み込んだゴミを掃除すれば、本当の力強い心が現れる。
このことに気づき、納得できたならば、心の苦しみはなくなります。
心は形のないものなので、体よりも早く変わります。
そして、心は人の芯なので、心が変われば、体も変わり始めます。
中村天風氏も、そのことに気づいたお陰で、死の淵から大復活しました。
多くの人にこのことを知ってもらい、苦しみから解放され、自由で豊かな人生を送ってもらいたいと思います。
今のところ、まだ対面で2時間もかかってしまうセラピーなので、治療できる人には限りがあります。
より多くの人の役に立てるよう、もっともっと勉強していきます。