心ってどこにあると思いますか?
よかったら、少し考えてみてください。
胸?
頭?
それとも、目に見えないものは、存在するとは言えない?
でも、「心がない」なんて、それは冷たい人間になってしまうから、やっぱりあるのかな?
心については、いろんな考え方がありますね。
科学的には、心理学が昔から研究されていますので、あるとされています。
ですが、「どこにあるか」はハッキリされていません。
「脳の働きが心を作っている」とは言われますが、それはちょっと無機質のように感じます。
好きな音楽を聴いて高ぶる心。
雄大な自然を目の前にして、静かに深く感動する心。
好きな人の事を考えて、ドキドキする心。
大切な家族のことを想って、じんわりと陽だまりのように温かくなる心。
それって、たんなる脳の情報処理の働きだと思えますか?
ちょっと違いますよね。
私もそう思います。
なんというか、生きているというか、大切なもののように思えます。
たとえるなら、炎、光、泉などでしょうか。
確かな実体があるように感じます。
そしてそれは、体というか、自分自身の奥から、芯から湧き出ているのではないでしょうか。
どうでしょう?
心についてだんだん分かってきましたか?
そうです。「心は、目に見えない形で存在している」のです。
「目に見えなかったら、存在しないんじゃないですか?」
というのは、常識であるけれども、思い込みでもあります。
理屈ですぐに判断するのではなく、深く感じることが大切です。
みんなそうしていますよね?
自分の大切なことは、深く感じて味わっているはずです。
そう、それなのです。
それが、心です。
「心は目に見えないけれども、目に見えないものとして存在している」
これを理解することで、初めて心を直接取り扱うことができます。
心そのものを治療すること可能となるのです。
そうなれば、体と同じように心を治すことができるようになります。
いやむしろ、心は実体がないため、体よりも治すのが簡単で、早いです。
心が実際にどこにあるかは、また壮大な話になるので、また次回お伝えします。